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Lステップとは?できることや有効な使い方について

2023/10/28

Lステップの概要

Lステップは、現代のWEBマーケティング業界で欠かせないツールとして注目されています。特に、インターネットの普及に伴い、WEBに関するマーケティングが主流となっている中で、Lステップはその中心的な役割を果たしています。

Lステップとは?

Lステップは、LINE公式アカウントの機能を拡張した to C(To Customer:個人消費者)向けのマーケティングオートメーションツールです。従来のメールマーケティングのように、自動でのステップ配信やセグメント配信、ユーザーの管理やメッセージによる配信効果の計測が可能となっています。

WEBマーケティングとLステップの関係

インターネットの普及により、多くの企業やブランドがWEBマーケティングを活用しています。その中で、Lステップは特にLINEを活用したマーケティングにおいて、効果的なツールとして位置づけられています。

Lステップの主な目的

Lステップを利用する主な目的は、効率的に情報を発信し、ターゲットとなるユーザーに正確に情報を届けることです。

効率的な情報発信

Lステップを使用することで、企業やブランドは自動で情報を発信することができます。これにより、顧客満足度を向上させる施策を実施することが可能となります。

メールマーケティングの進化

従来のメールマーケティングと比較して、Lステップはより高度なセグメンテーションやターゲティングが可能です。これにより、ユーザーごとのニーズや興味に合わせた情報提供が実現します。

Lステップのメリット

Lステップには多くのメリットがあります。その中でも特に注目すべき点を以下に詳しく解説します。

コスト削減の実現

Lステップを活用することで、人件費を含む運用コストを大幅に削減することができます。特に大規模な事業では、多くのユーザーとのコミュニケーションが必要となりますが、Lステップを導入することで、ユーザー数に関係なく効率的にコミュニケーションを取ることができます。

マーケティング戦略の強化

Lステップの機能を活用することで、ユーザーのリサーチや行動分析が簡単に行えます。これにより、より効果的なマーケティング戦略の策定や実施が可能となります。

開封率が高い

一般的なメールマガジンの開封率は10-30%と言われていますが、LINEを使ったマーケティングメッセージの開封率は約60%とかなりの開封率になるとのデータがあります。

セグメントを分けた配信を行い離脱を防げる

メールマガジンは、一律にメールを送ることしかできないのに対し、LステップなどのLINEマーケティングツールでは、登録者をセグメント分けして、ニーズがある登録者にのみメッセージが届くようにできます。セグメントごとにメッセージ内容を分けられます。これによって、メルマガの登録解除と同じ意味合いを持つ、LINEのブロックをされることが少なくなり、離脱を防ぐ事ができます。

ユーザーの流入経路が把握できる

LステップではSNSや広告など、どの媒体を経由しLINE登録をしたのかを把握することができます。流入経路が分かれば、効果が高い媒体に予算を多く投じたり、流入経路ごとに効果的なメッセージを送ったりと、さらなる効果を生むための施策を練ることができます。

Lステップのデメリット

Lステップには多くのメリットがありますが、デメリットも存在します。以下にその主な点を詳しく解説します。

月額費用の問題

Lステップは月額費用が発生します。そのため、導入を検討する際には、そのコストと効果のバランスをしっかりと考慮する必要があります。

Lステップの料金

Lステップは2023年6月1日に料金改定を行いました。

・コミュニケーションプラン
 月額0円、月の無料メッセージ通数200通、追加メッセージ不可

・ライトプラン
 月額5,000円、月の無料メッセージ通数5,000通、追加メッセージ不可

・スタンダードプラン
 月額15,000円、月の無料メッセージ通数30,000通、追加メッセージ可(〜3円/通)

配信前の準備と周知の必要性

Lステップの配信を開始する前には、準備や周知活動が必要となります。特に、新たにLステップを導入する場合、その導入に伴う時間や労力が必要となる点を考慮する必要があります。

Lステップの具体的な進め方

Lステップを効果的に活用するための進め方を以下に詳しく解説します。

Lステップの理解を深める

まずは、Lステップの各機能や特徴についてしっかりと理解を深めることが重要です。これにより、Lステップの導入や活用がスムーズに進められます。

実行環境の構築

次に、Lステップの実行環境を整える必要があります。具体的には、LINEの公式アカウントとLステップを連携させる手続きや、各種設定を行うことが求められます。

Lステップの実践

Lステップの基本的な設定や連携が完了したら、実際にLステップを活用してマーケティング活動を開始します。この際、ユーザーの反応や行動をしっかりと分析し、効果的な施策を継続的に実施することが重要です。

Lステップでできること

Lステップの主な機能を8つ紹介します。

シナリオ配信

Lステップでは、あらかじめ登録・設定しているメッセージをスケジュール通りに自動配信することができます。これにより、マーケティングを自動化し、運用コストを下げることができます。

回答フォーム

申込みフォームやアンケートを作る機能です。設定項目は自由に分けられ、この入力条件によって顧客の分類分け(セグメント分け)をしてそのセグメントごとにマーケティングアプローチをしていくことができます。

リッチメニュー

トークルームの下の方に表示されるタイル状のメニューのことです。こちらは、お好きなデザインを作成し表示させることができます。

セグメント配信

任意の条件で絞り込んだ顧客のみに配信する機能です。LステップではLINE公式アカウントを利用したメッセージと比較して、より細かい条件設定が可能です。

リマインダ機能

セミナーや来店予定などを忘れないように、イベントの前に通知を自動配信する機能です。

自動応答機能

特定のキーワードを送信してきた友だちに、設定した内容を自動で返信することができます。
例えば、セールの合言葉を入れるとクーポンを送ることなどができます。

予約管理機能

各種イベントの予約管理ができる機能です。ユーザーには予約日時や予約数などの項目を入力してもらいます。

友達管理

年齢・性別・住所・電話番号などを管理できる機能です。この友だち管理の機能を活用して、効果が見込める顧客のみに配信すること(セグメント配信)もできます。

Lステップの有効な使い方

Lステップは、その多機能性から多岐にわたる活用方法が考えられます。しかし、その機能を最大限に活用するためには、いくつかのポイントを押さえることが重要です。以下に、Lステップを有効に使うための具体的な方法を紹介します。

ターゲットユーザーの明確化

Lステップを活用する際の最初のステップは、ターゲットとなるユーザーを明確にすることです。ユーザーの属性や興味、行動履歴などのデータを基に、セグメントを作成し、それぞれのセグメントに合わせたメッセージを配信することで、より高い反応率を期待することができます。

定期的なコンテンツ配信

Lステップの強みの一つは、自動でのステップ配信機能です。この機能を活用し、定期的にユーザーに有益な情報やニュース、キャンペーン情報などを配信することで、ユーザーのエンゲージメントを高めることができます。

ユーザーの行動に応じた配信

ユーザーが特定の行動を取った際に、それに応じたメッセージを自動で配信することができます。例えば、商品のカート追加後に購入を完了していないユーザーに対して、購入を促すメッセージを送るなど、ユーザーの行動に応じたタイムリーなコミュニケーションが可能です。

効果測定と改善のサイクル

Lステップの配信効果は、リアルタイムでの分析が可能です。配信したメッセージの開封率やクリック率などの指標をもとに、次回の配信内容やタイミングの改善点を見つけ出し、継続的に効果を最大化する取り組みを行うことが重要です。

まとめ

Lステップは、WEBマーケティングの現代において、LINE公式アカウントの機能を拡張したマーケティングオートメーションツールとして注目されています。主な目的は、効率的に情報を発信し、ターゲットユーザーに正確に情報を届けることです。

Lステップの特徴としては、シナリオ配信、回答フォーム、リッチメニュー、セグメント配信、リマインダ機能、自動応答機能、予約管理機能、友達管理などの多岐にわたる機能が挙げられます。

また、Lステップのメリットとしては、コスト削減、マーケティング戦略の強化、高い開封率、セグメントを分けた配信による離脱防止、ユーザーの流入経路の把握などがあります。一方で、デメリットとしては月額費用や配信前の準備と周知の必要性が挙げられます。

Lステップを最大限に活用するためには、ターゲットユーザーの明確化、定期的なコンテンツ配信、ユーザーの行動に応じた配信、効果測定と改善のサイクルを繰り返すことが重要です。