Googleが大確変!?生成AI機能追加
2023/10/30
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2023/10/30
Google検索の新機能、SGEについてご存知でしょうか。SGEとは、検索結果に対して生成AIがまとめた情報も表示する「生成AIによる検索体験」のことです。日本語版の試験運用が開始されており、大いに注目を集めています。そして、SGEによって今後のWebマーケティングの動向は大きく変化すると考えられるでしょう。
そこで今回は、SGEの基礎知識やSGEの活用法、Webマーケティングに及ぼす影響について紹介していきます。対策を検討している方は要チェックです。
SGE(Google Search Generative Experience)とは、自動生成AIを活用した結果をGoogle検索エンジンの検索結果に導入する機能です。ユーザーが検索した際にAIが検索意図も汲み取り、結果をテキストにまとめられたり画像などと共に表示されます。
SGEを利用すれば、これまで検索できなかった長文もAIが回答してくれます。
SGEの機能には大きく分けて次の2つがあります。
生成AIによる回答を検索結果ページのトップに掲載
会話形式で検索を掘り下げる
2つともGoogle検索に大きな変化があるものなので、詳しく確認しておきましょう。
SGEが機能すると、検索キーワードに対して生成AIの回答が検索結果ページのトップに掲載されます。トップに掲載されることで、検索ユーザーはWebサイトをひとつひとつ確認し、欲しい情報を拾いださなくてもよくなります。検索ページのみで完了するので、時間短縮につながります。
SGEは、会話形式で質問の追加ができます。これまで精度の低かった自然言語的な長文での検索にも生成AIが回答可能になるのです。検索に対してさらに掘り下げて調べることができるので、情報の精度向上が期待できます。
SGEは広告の掲載やショッピングに便利な販売促進につながる機能の搭載を予定しています。もし、利用できるようになればAIにより広告の作成・掲載がされたり、商品購入に関する検索に対して、購入できる店舗などが表示されます。
SGEの機能について理解した上で、実際にどのように活用していくとよいか紹介していきます。
SGEは検索したい情報や検索キーワードが曖昧な場合、幅広く情報を収集できます。今までは、特定のキーワードから専門性の高い情報がまとめられていました。そのためキーワードが定まらない時に広く浅く検索することができます。例えば、「大阪の美味しいたこ焼き」と検索すると、お店の名前以外にも、電話番号・住所・写真などが表示されます。さらに、追加で質問を加えることもできるので情報の精度向上も可能です。場所や評判のよいお店など、詳しく検索をかければ短時間で理想のお店を見つけられます。
ネットショッピングをする際は、商品の画像・サイズ・価格・レビューなどが購入材料になります。その際、欲しい情報を集めてくれるのがSGEです。ショッピング系クエリに対して検索結果にまとめて表示されます。検索ユーザーは商品ページをひとつずつ確認する必要がなく、検索結果ページだけで商品の比較や購入するか判断できます。
他のサイトと価格の比較もやりやすくなるため、今よりもよりスムーズなネットショッピングが可能になります。
これまでSGEの魅力について紹介してきましたが、SGEの普及でSEOへの影響はどうなるのか気になる方もいるでしょう。今後のSEOへの影響について3つ紹介します。
Webサイトへ訪れる機会が減少し、Webサイトへの評価が変化するでしょう。SGEにより検索結果ページでWebサイトが上位表示されなくなる可能性があるのが原因です。Webサイトやページへのアクセスが減る傾向にあれば、評価基準が難しくなります。
検索結果の変化によって、集客にも変化があるでしょう。生成AIがあらかじめ情報を絞り込むことで、他のページを見る必要性がなくなるためです。認知してもらうことが難しくなるので対策が必要になってくるでしょう。
SGEは評価やレビューも検索結果に反映するため、今後より重要性が高まるでしょう。ユーザーにネットショッピングをする際はレビューを行い、数を増やしてもらわなければなりません。さらによい評価をしてもらえるよう、対応すべきです。
以上のようなSEOへの影響によって、すべき対策はいくつかあります。良質なコンテンツを作成したり、SNS運用を活用したりして、いつでもユーザーがアクションを起こせるようにしておきましょう。
以上、Googleが大確変。生成AI機能追加について紹介しました。
SGEが追加されることによって、欲しい情報の検索時間が大幅に削減できます。また、会話形式で質問を追加できるという従来の検索とは違った方法で、より精度の高い情報を即時に入手できます。今後のネット環境を大きく左右する機能となりそうです。そして、Webマーケティングにも大きな影響を与えるでしょう。
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