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離職率改善に向けて、社長に必要なマインド4選<その3>

2023/09/08

小林が離職率改善に向けて仕事をするなかで、「こんな社長トップでは離職率が改善されない」、「社長の信頼が得られないことで社員が離れて行く」と感じることが多々あります。今回は、離職率を改善するために、社長などトップに立つ人材に必要なマインド4つについてお伝えします。

第3回目である今回は、「事業に対して、自分の価値基準、過去の成功体験を持ち込まないこと」についてお伝えします。

過去の成功体験は今通用するのか?

長く社長として働いている人など、とくに過去の成功体験が増えれば増えるほど、その成功体験にしばられてしまう社長がいます。

しかし、世の中の状況やニーズ、情勢などはつねに変化しているのが現代です。過去の経験は自信につながるかもしれませんが、同じ通りに仕事を行ったからといって同じように成功につながるとは限らないものです。

過去の成功体験に縛られたり、社長の経験を主軸に仕事を進めてしまうと、社長の価値観に偏った事業になり、仕事になってしまいます。時にはそれでうまくいくこともあるかもしれませんが、部下が働きやすい環境であるかはまた別の問題といえるでしょう。

社長の考えだけを主軸に仕事を進めてしまうと、部下の意見や提案にも耳を傾けることができず、部下に対して否定ばかりすることになります。社長は自分のやりやすい方法で仕事ができるので楽かもしれませんが、部下は会社のためになにかやろうという気持ちが芽生えにくいでしょう。

「これって普通だよね」という内容を疑い、変えていくことが大切です。また柔軟に変化し、その変化にアジャストしていくことで部下を意欲的にさせることにもつながります。

ひとつ注意したいのは、社長が確固たる信念やビジョンを持っていることと、価値観を固定してしまっていることは別の問題であるということです。信念やビジョンは必要ですが、その時に求められていることや、必要なものを提供できるよう変化できるしなやかさも大切です。

次回の「離職率改善に向けて、社長に必要なマインド」は

次回は、「その場の状況に合わせて一喜一憂しないこと」についてお伝えします。

自分の会社での立ち回り方や姿勢が正しいかどうか、ぜひ見直し改善するきっかけにしてくださいね。