平気で社長の悪口を言う経営幹部はやばい
2023/07/09
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2023/07/09
離職率改善コンサルタントとして介護業界での離職率改善に取り組んでいる小林武尊(こばやし たける)。小林が介護職の現場で仕事をするなかで、こんな経営陣、幹部がいる会社では社員や職員は働きにくく、仕事が続かないと実感する場面があります。
ここでは、小林の実体験から「こんな経営陣・幹部はやばい」と思う4つのポイントについて4記事にわたってお伝えします。今回はその3回目です。
前回の2回目では、部下に仕事を任せっきりにし、ミスが起きたときにも部下の責任にする経営・幹部がいるという話をしましたが、今回は社長のことを悪く言う経営・幹部についてです。
社長について悪い評価を口外することで、周りの社員や部下から共感や信頼を得られると勘違いしている経営・幹部がいます。とくに売上も多いとは言えない中小企業など、狭い世界のなかで働いている人は陥りがちな傾向にあります。
たとえば、部下から「会社の理念が理解できず、働きづらい」といった声があがったとします。本来経営・幹部の役職に就いているのであれば、その社員に対してまずは理念を説明したり、方向性や目標を共有するべきです。会社がどんな理念に基づいて行動しているのか、ビジネスを展開しているのかを知ってもらうことが先決です。
しかしここで説明しているようなダメな経営・幹部は、こうした部下に同調して「お前の言う通りで、社長のことわからないんだよ」などと安易な気持ちで口走ってしまいます。あるいは、「その気持を会議でガツンと伝えてあげるから」と大口を叩いておきながら、実行しない経営幹部もいます。
もちろん、そんな信頼のおけない人を経営・幹部に任命している社長自身にも責任がないとはいえませんが、社長に対して適切な意見を伝え、その返答を部下に浸透させていくのが経営・幹部の役割であり、そのことを理解しておらず、実行できていないのはやばい経営・幹部といえるでしょう。
経営・幹部と社長との信頼関係は何より大切です。しかしそれは、上辺だけの付き合いでなく、ただ意見をぶつけて喧嘩ばかりするのでもありません。社長と社員らの間に入るのが経営・幹部であり、板挟みになるのは役職上避けられないことです。それを理解したうえで最善を尽くすのが経営・幹部の役割です。
次回、最後にお伝えする「こんな経営陣・幹部はやばい」は、今回の内容にも繋がっていますが会社の理念を重んじていない経営・幹部についてです。最後もしっかりと読んでくださいね。
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