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会社の理念を重んじない経営・幹部はやばい

2023/07/10

離職率改善コンサルタントとして介護業界での離職率改善に取り組んでいる小林武尊(こばやし たける)。小林が介護職の現場で仕事をするなかで、こんな経営陣、幹部がいる会社では社員や職員は働きにくく、仕事が続かないと実感する場面があります。

ここでは、小林の実体験から「こんな経営陣・幹部はやばい」と思う4つのポイントについて4記事にわたってお伝えします。今回は最終回として、会社の理念を重んじない経営・幹部についてお伝えします。

会社の理念を重んじない経営・幹部はやばい

さて、ここまで経営・幹部の悪いお手本となるような3つのポイントをお伝えしてきました。今回は前回までの3つのポイントを総まとめしたような内容ではありますが、会社の経営理念や会社として定めた目標を重んじていない経営・幹部は要注意です。

これまでにもお伝えしている通り、経営・幹部の役職の人が、率先して会社の理念や社長の考え方を理解して、それを部下に伝えて浸透させていくべきです。伝える立場にある人が、会社の理念を重んじていなければ、会社として成り立つことはできません。

社長が大事にしている考えを理解していなければ、会社としての成長がないだけでなく、社長や社員からの信頼を得ることもできないでしょう。社長にはイエスマンを貫き、一方部下に対しては理念を軽んじて伝えるとなれば、誰もついて来なくなります。「お金さえもらえれば良いや」という考えの人が増えれば増えるほど、社内の士気をあげるのは難しくなります。

もちろん、会社の方針や考え方で適切でない部分があった場合には社長に意見を提出することは問題ないでしょう。むしろ、経営・幹部から社長に対して声が上がり、社長もそれに耳を傾ける態勢が整っている会社ほど活性化しやすいというメリットもあります。経営・幹部だからといって何も考えずにすべてに対して「イエス」である必要はありません。

しかし適切かどうかを判断し、会社の方針が定まった際には部下にもしっかりとその目標や理念を伝えていくのが経営・幹部の役割です。経営・幹部という役職は会社のなかでのナンバー2の存在であることを忘れてはいけません。

最終回

ここまで4回に渡って「こんな経営陣・幹部はやばい」をお伝えしてきましたが、いかがでしたか。もしかして自分のことかも、と思った人がいるなら、まずは一人で反省して今日からは適切な形で経営幹部の役職を全うしてください。

今後も、ここで説明したような”やばい”経営幹部にならずに、部下や周りの社員に対してあるべき姿を示せる経営幹部であってくださいね。