仕事は部下に任せっきりな経営幹部はやばい
2023/07/08
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2023/07/08
離職率改善コンサルタントとして介護業界での離職率改善に取り組んでいる小林武尊(こばやし たける)。小林が介護職の現場で仕事をするなかで、こんな経営陣、幹部がいる会社では社員や職員は働きにくく、仕事が続かないと実感する場面があります。
ここでは、小林の実体験から「こんな経営陣・幹部はやばい」と思う4つのポイントについて4記事にわたってお伝えします。今回はその2回目となります。
仕事をするうえで、上司にあたる人や、目上の立場の人から業務の指示を受けたり、案件を任されたりすることは誰にでもあります。しかし、その時、上の立場にあたる人たちがしっかりと仕事の状況を確認してフォローを入れてくれているのか、あるいは一度仕事を投げたらそれきりなのかによって部下からの信頼度や、上司としての仕事ぶりは大きく変わってきます。
小林が声を大にして伝えたいのは、任せっきりと任せるというのは別ものだということです。
環境が芳しくない会社のなかでもとくに経営・幹部は、部下に仕事を任せたきりで、そのまま内容や進捗状況を確認せずに放置してしまう傾向にあるといいます。上司の立場になりたての時や、まだ経営・幹部ほど役職がなかったときには、部下にも気を配ったり、目にかけていた人も少なくありませんでした。
しかし、地位や名誉を手にした途端、手のひらを返したように「自分がやらなくても」というマインドに変わってしまう人がいるのは事実です。
本来、部下の仕事の責任は上司が取るべきで、大きな問題や失敗につながらないために部下の仕事に気を配りながら、ときにアドバイスしながら向き合っていくのが上司の役割です。昇進して取るべき責任の範囲が増えた分給料が増えているので、その役割を果たさなければなりません。
最悪なのは、経営・幹部など責任を取るべき役職の人が状況を把握していなかったせいで、仕事のミスやトラブルはいち社員の責任だと押し付け、社長に報告してしまうパターンです。この記事を読んでいる人も、自分はここでお伝えしたようなダメな経営・幹部になっていないか、部下に対してこのような態度を取っていないか今一度自分に問いかけてみてください。
さて次回の3回目は、「社長のせいにして会社の統制を保とうとする経営・幹部」についてです。ある時は部下の責任にして、ある時は社長のせいにするという経営・幹部がやばいことはわかりますよね。詳しくご説明しますので、ぜひ次回も読んでくださいね。
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