logo

2023年最新〜医療機関の経営状況と患者動向について〜

医療介護業界コラム

近年では消費税増税や診療報酬改定などにより、医療業界は大きな打撃を受けています。全国の多くの病院が赤字経営に追い込まれており、なんとかこの状況を打破したいと考えている方もいるでしょう。本記事では、医療機関の経営状況と患者の動向についてまとめていきます。

病院経営の仕組み

病院経営は経営責任を誰が担うのかによって形態が異なります。例えば医療法人であれば理事長、都道府県や市町村が運営している公立病院なら解説者が責任を担う仕組みになります。個人経営の医療機関であれば、院長が経営者として負担を担わなければいけません。

2023年医療業界の経営状況

2023年における医療業界の経営状況は、お世辞にも良いとは言えません。経営状況が悪化している主な原因は、以下の3つが考えられます。
人件費の増加
病床稼働率の減少
新型コロナウイルスの影響
それぞれの原因を以下で見ていきましょう。

人件費の増加

近年の医療業界では人件費が増加しており、病院の売り上げが落ち込んだ時に赤字になりやすくなります。厚生労働省医政局委託が公表した「令和3年度 医療施設経営安定化推進事業 病院経営管理指標及び医療施設における未収金の実態に関する調査研究」を見てみると、一般病院の人件費率は58.8%となっています。

前年よりも1.4%も増えており、負担が大きくなっているのが現状です。また、人件費の増加の背景には医師や看護師の長時間労働を避けるために新しい人材を雇ったというケースが多く見られます。医師や看護師の負担は減ったものの、病院の経営状況が悪化したケースも少なくありません。

病床稼働率の減少

病床稼働率とはベッドがどれだけ稼働しているかを示す割合です。80%以上のベッドが稼働していれば、黒字経営できる目安とも言われています。

しかし、80%以下に病床稼働率が下がってしまうと、経営状況が悪化し、赤字に傾いてしまうことも。

新型コロナウイルスの影響

近年の医療業界の経営悪化に於いて大きな影響を与えているのが、新型コロナウイルスです。新型コロナウイルスの影響により、感染防止拡大に伴った予定入院の延期や受診制限により、経営状態が悪化せざるを得なくなったのです。近年では新型コロナウイルスによるパンデミックも落ち着きを取り戻しており、外来患者数は徐々に回復しています。それでもまだ安定した経営にまでは回復していないと頭を抱えている病院も少なくないのです。

医療機関の経営悪化を脱却するためのポイント

2023年の患者動向としては、徐々に回復しているもののまだまだ外来患者数が減っている状態です。医療機関の経営悪化を脱却するためにも、工夫しなければいけません。以下で具体的なポイントを見ていきましょう。

現在の経営状況を把握する

何よりも最初にしなければいけないのが、現在の経営状況を把握することです。病院やクリニックが現在どのような状況になっているのか、どのような対策が効果的なのかを分析する必要があります。ITを活用した分析ツールを利用すると、現在の経営状況が把握しやすくなるのでおすすめです。悪い状況を打破するためには、まず状況を把握しなければいけません。その上で幹部と話し合いながら、どのように対策していくかを計画しましょう。

固定費を削減する

経営悪化を脱却するためのポイントとして挙げられるのが、固定費の削減です。固定費と言えば人件費が1番最初に思い浮かぶかもしれませんが、それは後回しです。人件費を削れば医師や看護師から不満が募り、人材離れの原因になってしまいます。人件費以外にも削れる部分は多くあります。

例えば、広告宣伝費や旅費交通費、給食委託日費、清掃委託費などです。固定費を削減するためにも毎月の支出を確認しましょう。支出を確認した上で、どの部分をカットできるのかを見極めることが大切です。ただし、カットできない部分もあるのでむやみに固定費を減らすのはやめましょう。

患者数を確保する

病院の経営状況を良くするためにも、まずは患者数を確保することが大切です。固定費を削減したり、人件費を見直したりしても、経営状況を良くするためには不十分です。

患者数を確保するためにも、外来をメインとしている診療所や入院をメインとした病院との連携を図りましょう。連携することで患者数が確保できるだけではなく、患者に対して効率良い医療提供ができるようになります。

人件費の見直しをする

人件費の見直しをするのも1つの手です。経営する上で大部分を占めているのがやはり「人件費」です。しかし、闇雲に人件費を削減すると医師や看護師に負担を与えてしまうので、よくありません。人件費を見直しする際にポイントとなるのは、残業時間を減らすことです。

まずは、人手が足りていない部分を確認しましょう。人手不足になっている部署の人員を増やすことで、従業員の負担が減り、業務の効率化につながります。また、短期アルバイトなどの形も採用し、繁忙期の時期だけ人手を増やすのも1つの手です。

適切な情報発信を行う

患者数を増やす対策として、適切な情報をブログやホームページなどで発信するのも効果的です。病院やクリニックの情報を患者に発信し、認知度を高めていきましょう。また、幅広い世代にアピールするためにも、SNSを活用するのも1つの手です。時期ごとに注意しなければいけない病気や対処法などをアピールすることで、病院やクリニックに対する好感度アップも期待できるでしょう。

まとめ

今回は2023年における医療機関の経営状況や患者の動向についてまとめていきました。近年では新型コロナウイルスによる影響が大きく、患者離れが起きており、経営が悪化している病院やクリニックも多くあります。

経営状況の改善を狙うためにも、適切な情報を発信したり、固定費を削減したりなど工夫しなければいけません。どのように行動すればわからないとお悩みの方は、ぜひ株式会社スタジオプロワンにご相談ください。医療業界における経営に詳しいスタッフが、お悩みに合わせてサポートさせていただきます。現状を打破し、黒字経営を目指しましょう。

記事一覧へ戻る

CONTACT

お問い合わせ

    section-btm