離職率改善に向けて経営幹部として必要なマインド4選<その3>
2023/09/12
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2023/09/12
マインドがプラスの幹部であることは、とても重要な要素です。例えば、社長・理事長が「これをやりたい」と言ったとき、経営幹部が「それは今は難しいのではないですか?現実的に考えると人がいないし、夜のオンカ的にも合っていないし、売上が上がるとも思えない」と反論したら、社長・理事長はどう感じるでしょうか。おそらく、「どうやったら実現できるかを考えてほしいのに、なぜそんなに否定的なのか」と思うでしょう。
経営幹部としては、ポジティブなマインドを持つことが必須です。そうでなければ、企業の進行スピードも遅くなってしまいます。ここで言う「否定的なマインド」とは、「石橋を叩いて渡る」の意味とは異なります。社長・理事長の指示に対して、石橋を叩いて前に進むのか、それとも「絶対に無理です!」と言って石橋も叩かずに渡らないのか、その違いは大きいです。
前に述べた「石橋を叩いて渡る」や「否定して石橋も叩かずに渡らない」の他に、「自分たちでできることを進んでやってみて、失敗するかもしれないけれど、失敗したときにはサポートしてもらう」という考え方もあります。最もバランスが良いのは、否定的ではないがリスクをヘッジしつつ、社長の意向を実現に向けて進める経営幹部です。石橋を叩きすぎて壊してしまうタイプもいますが、それは「否定する」と同じ結果をもたらすことがあります。経営陣が先導し、整備を行い、その後で全員で仕上げるのが良いと思います。このようなマインドを経営幹部として持ち続けることが大切です。
経営幹部のマインドは、組織全体の動きや成果に大きく影響します。離職率の改善を目指す上で、経営幹部が持つべきマインドを3つ挙げましたが、それらは組織の成長や進化にも関連しています。
経営幹部が持つべき基本的なマインドは、前向きな思考です。新しい提案やアイディアに対して、すぐに否定するのではなく、どうすればそれを実現できるかを考える姿勢が求められます。
否定的なマインドが組織内に広がると、組織の動きが鈍くなります。経営幹部は、常にポジティブなマインドを持ち続けることで、組織のスピードを保ち、変化や成長に対応する力を育てる必要があります。
すべてを肯定するわけではありません。リスクを適切に評価しながら、それでも前に進む方法を探るバランスの取れた判断が必要です。経営幹部は、社長や理事長のビジョンを実現する実行者として、リスクを取りながらも前に進む勇気と、そのリスクを最小限に抑える知恵を持つ必要があります。
最後に、経営幹部がこれらのマインドを持ち続けることで、組織は離職率の改善だけでなく、持続的な成長や変革にも対応できるようになります。経営幹部のマインドは、組織の方向性や成果を大きく左右するので、その重要性を常に意識し、自分の思考や行動を見直すことが必要です。
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