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5分でわかるヒートマップツールの使い方・メリット・デメリット

2023/06/26

ヒートマップはデータ密度を色の濃淡を用いて表す手法のことです。マップをひと目見るだけでデータを把握できるため、様々な分野で活用されています。しかし、ヒートマップには多くのメリットがありますが、デメリットもあります。本記事ではヒートマップのメリットやデメリットについて詳しく解説していくので、ぜひ参考にしてください。

ヒートマップとは

ヒートマップとは、特定の領域内のデータ密度を視覚化するためのグラフィカルな手法のことです。通常、ヒートマップは色の濃淡を用いて、データの密度や傾向を表します。密度が低い領域を淡い色で表し、密度の高い領域を濃い色で表すのが一般的です。

ウェブサイト分野では、ユーザーがウェブサイト上でどのような行動をしているかを調べるために使用されるケースが多いです。ユーザーがどのページや情報に興味を持って、どのページにあまり関心を抱いていないのかが視覚的にわかるため、改善策が見つかりやすく、より良いサイトを作成する際にも役立ちます。

ヒートマップのメリット

ヒートマップはデータを把握しやすくなるだけではなく、さまざまなメリットがあります。以下で具体的なメリットを見ていきましょう。

視覚的に分かりやすい

ヒートマップは、色の濃淡を用いた視覚的な表現方法の一つです。データの傾向を視覚的に把握できるため、グラフや表などの数値データよりもわかりやすく、誰でも簡単に理解しやすいのが大きなメリットです。

パターンを簡単に把握できる

ヒートマップを用いることで、データのパターンや傾向を把握しやすくなります。たとえば、ウェブサイト分野でヒートマップを活用したとしましょう。データをヒートマップでまとめることで、顧客の嗜好性や行動パターンが分析できます。分析した結果に基づいて、サイトをどのように改善すればよいかがわかるので、新規顧客の獲得やアクセス数アップなどにつなげられるでしょう。

ヒートマップのデメリット

ヒートマップには多くのメリットがありますが、デメリットもあります。利用する際は、どのようなデメリットがあるのかも把握した上で導入することが重要なポイントです。

色がはっきり区別されていないとわかりにくい

ヒートマップは、色の濃淡でデータの密度を表現するため、どの色を使うのかが重要なポイントとなります。たとえば、色の区別が不十分だったり、色のコントラストが悪かったりした場合、データの分布を正確に把握できないことがあります。

また、ヒートマップを見た人によって解釈が異なるため、データの理解度に差が生じてしまうかもしれません。データの理解度に差が生じると、打ち合わせなどがうまく進められず、業務が滞ってしまう可能性も。

ヒートマップを使いこなすためには、はっきり区別できる色を使う必要があります。

データの偏りに影響される

ヒートマップはデータの偏りに影響される場合があります。

たとえば、ある地域にデータが集中している場合、その地域が濃く表示されるので、他の地域が薄く表示されてしまうケースがあります。

全体的な傾向を正確に把握しづらくなるため、データとして活用できない場合もあるのです。特定のエリアのデータではなく、全体的なエリアのデータを把握したい場合は、均等にエリアのデータを取り入れる必要があります。

ヒートマップを取り入れる際の注意点

ヒートマップにはメリットとデメリットがあるため、利用する際には注意しなければいけない点があります。

サービスによってデータの保存期間や量が異なる

ヒートマップはサービスによってデータの保存期間や量が異なるため、事前の確認が必要です。また、サービスによっては無料版と有料版を提供している場合があります。

より多くのデータを保存したい場合や長期間の保存を希望する場合は、有料版を利用した方が良いでしょう。

ウェブサイトの品質の判断はできない

ヒートマップはあくまでも、サイトを閲覧したユーザーの行動を把握するためのものです。ユーザーの心理までは判断できないため、サイトに満足しているのか、不満を持っているのかなどは分析できません。

サイト上でのユーザーの行動を分析することで、サイトの改善点を発見しやすくなります。しかし、ウェブサイト自体の品質を判断できるツールではないので、適切な使い方をすることが重要なポイントです。

ヒートマップの種類の選択

ヒートマップにはさまざまな種類があるので、データの性質に合わせて、適切な種類を選ぶ必要があります。

クリックヒートマップ

ウェブページやアプリのボタン、リンク、画像などのクリック回数を可視化できるヒートマップです。頻繁にクリックされる領域が赤く表示され、クリックされない領域は青く表示されます。

アテンションヒートマップ

視線追跡技術を使用して、ウェブページや広告などで人々が注目している領域を可視化できるヒートマップです。ユーザーがどの情報に興味を持っているのか、逆にどの情報にあまり興味を持っていないのかが把握できます。

スクロールヒートマップ

ウェブページのどの部分が見られているかを可視化できるヒートマップです。スクロールされた部分が赤く表示され、スクロールされなかった部分は青く表示されます。

マウスフローヒートマップ

ウェブページ上でマウスが移動した軌跡を可視化できるヒートマップです。クリックはされなかったものの、どの部分にマウスのカーソルがあてられたのかなどが判断できます。クリックヒートマップだけでは把握できなかったユーザの行動も分析できるのが特徴です。

タッチアクションヒートマップ

スマートフォンやタブレットなどでのタッチ動作の分布を可視化できるヒートマップです。近年ではスマートフォンでサイトを閲覧するユーザーが増えています。モバイル端末でのユーザーの動きが分析できるため、ニーズに合わせたサイト構成ができるでしょう。

このように、ヒートマップの種類によって分析できる情報は異なるため、利用目的に合わせて選ぶことが大切です。

まとめ

ヒートマップはウェブサイト分野以外でも、ビジネス業界や医療業界など様々な場面で利用されています。データをわかりやすく可視化できるため、誰でも情報を分析しやすいのが特徴です。

また、分析したデータをもとに、ユーザー目線での改善策を考えられるため、ユーザーファーストのサイトを構築できるでしょう。ただし、ユーザーの心理状態までは分析できないため、資料の一つとして活用するのがポイントです。